遠距離恋愛の男女が走り続け出会うまでを描いた”あの商品”のCMが秀逸
2015/02/24

「こういう広告をつくりたい!」
動画を見終わった後にそんなことを強く思った感動的でクリエイティブなCMを紹介します。
夜、遠くて簡単には会えない場所にいる男女が電話で話しているところから物語ははじまります。
あらすじ


「会いたいね・・」
そんな会話が聞こえてくるような、切ないシーンです。

1,199,990,587mmと画面中央に表示されます。
1,199,990,587mmはおよそ1200kmで、東京から福岡、東京から北海道くらいの距離になります。



会いたい気持ちを抑えきれず、部屋を飛び出る彼氏と彼女。
すると、画面中央の数値が徐々にカウントダウンされていきます。
画面に表示されている距離は、この恋人同士間の距離を表しているようです。1200km、遠距離恋愛ですね。


駅や空港に向かい新幹線や飛行機で会いに行くと思いきや、走って会いに行くようです。
愛の力は偉大・・・


夜が明け、朝が来ても走りつづける二人・・・
記事では掲載しませんが、雨の日でも走りつづけています。


寝ないで走りつづける二人、クタクタで疲れきっています。
距離は縮んでいるけれど、まだまだ遠いその距離・・・

画面が暗転し、19,818.306mmの文字が。
19,818.306mmはおよそ19mです。

はぁはぁ・・・
再び夜が来て、走ることもできない彼氏。

・・・!
ついに、そのときが!

一生懸命走る彼女、胸を打つ姿です。




抱き合う二人・・・
カウントも0mmとなり、二人の距離はなくなりました。
がんばったね、よかったね。そう声をかけてあげたいですね。


大阪城を背景に、二人を祝福するように花火が打ち上がります。

それでも、愛に距離を。
暗転した画面に浮かび上がる文字。そして、0mmが意味することとは?
「なるほど!」と感動していただきたいので、続き(オチ)はぜひ動画で観てください。
カンヌ国際広告祭フィルム部門金賞受賞のすごいCMだった!
紹介した動画は「LOVE DISTANCE(愛の距離)」という作品名で、2009年のカンヌ国際広告祭フィルム部門において金賞に輝いたCMです。
もっと驚きなのがこの動画に出演している恋人の二人は200組からオーディションで選ばれた二人で、実際に東京福岡間を走ったそうです!
リアリティのある映像だと思いましたが、真相がわかり納得。
このCMの発想、企画、内容など、すべてにおいて感服するばかりです。
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