ロッシを超えられるか!?ヤマハが自律運転する驚愕のヒト型ロボット「MOTOBOT」を発表
2015/10/30
![ヤマハ発動機「MOTOBOT ver.1」](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_0.png)
10月28日から11月8日まで東京ビッグサイトで開催される「東京モーターショー2015」。
自動運転技術など、次世代のクルマに注目が集まる今回のモーターショーですが、2輪バイクメーカーのヤマハ発動機がとんでもないプロダクトを初公開。その名もヒト型自律ライディングロボット「MOTOBOT ver.1(以下:MOTOBOT)」です。
”史上最強のライダー”ロッシを超えるために誕生したライディングロボット「MOTOBOT」
![MOTOBOT1](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_1.png)
鈴鹿8耐SST(スーパーストック)クラスで優勝したことのあるマシン「YZF-R1M」に跨る低姿勢の蒼きライダー。
![MOTOBOT2](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_2.png)
「Beyond Human Capabilities(人間の限界を超える)」をテーマに開発されたMOTOBOTは、バイクを運転する際に必要となるステアリング、アクセル、フロントブレーキ、リアブレーキ、クラッチ、シフトペダルの6ヵ所を制御することが可能。バイク本体には手を加えず、ロボット自身の操作でバイクを運転することができる驚愕のライディングロボットです。
![MOTOBOT3](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_3.png)
開発からたったの8ヵ月でお披露目となったMOTOBOTですが、サーキットにおけるラップタイムで史上最強のライダーとして知られるオートバイレーサーのバレンティーノ・ロッシに挑むことを目標として掲げています。
![MOTOBOT4](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_4.png)
ロッシを超えるために生まれてきたMOTOBOT。公開されているサイトでは、2015年に「最高100km/hの直進走行、スラローム走行、旋回走行を達成」すること、2017年には「人間の運転を上回るパフォーマンスの要件を解明し、最高速度200km/h以上でのサーキット走行」を目指すこと、そして5年後の2020年には、「MOTOBOT開発で得た知見や要素技術を、ヤマハの新しい価値としてお客様に提供すること」を目指しています。
最高速度200km/h以上のライディングを可能にする・・・とんでもないモンスターライダーが誕生することになりますね。
親愛なるロッシへ・・・MOTOBOTの挑戦がはじまる
![シーン6](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_6.png)
「私は、あなたを超えるために生まれてきた」というメッセージからはじまる「親愛なるロッシへ」と題されたムービーでは、MOTOBOTが実際に走行している姿を見ることができます。
![シーン7](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_7.png)
![シーン8](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_8.png)
スピードをあげて走行するMOTOBOT。遠目から見ると普通のライダーに見えますね。
![シーン9](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_9.png)
MOTOBOTが蛇行走行する様子もおさめられています。
![シーン10](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_10.png)
![シーン11](https://bright-magazine.com/wp-content/uploads/2015/10/20151029_11.png)
今後は自車位置を認識する技術や機械学習を活用し、さまざまなライディング条件をMOTOBOT自身が判断、度重なるサーキット走行によってラップタイムを上げていくとのことです(参考:YAMAHA)。
バレンティーノ・ロッシにどこまで近づくことができるのか。史上最強ライダーとの熾烈なサーキットバトルが楽しみです。
MOTOBOT ver.1 |
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