10年間の太陽の動きを記録したタイムラプス動画が公開される

   

太陽の10年間の姿 画像:YouTubeより

太陽観測衛星「SDO(Solar Dynamics Observatory)」は2010年2月11日に打ち上げられました。活発に活動する太陽の姿を鮮明にとらえ、大きな役割を果たしています。この太陽観測衛星「SDO」が宇宙に進出して10周年を迎えるにあたり、NASAのゴダード宇宙飛行センターは10年間の太陽の活動を記録した壮大なタイムラプス動画をYouTubeに公開しました。

10年間の太陽の姿を収めた動画は1時間を超える超大作

1日も途切れることなくノンストップで撮影された太陽の姿。その画像枚数はなんと4億2500万枚にのぼります。データ容量にして過去10年間で2000万ギガバイトという驚異的な数値・・・

太陽観測衛星「SDO」は3つの装置で0.75秒ごとに太陽を撮影。1時間毎に1枚の写真をまとめ、61分に太陽の10年間を凝縮しているとのこと。

「ノンストップで撮影」とは言うもののトラブルもあったようで、2016年はAIA(大気撮像部)の一時的な問題により、長いブラックアウトを引き起こしています(1週間後に正常に動作)。

次に起こるのは2117年・・・貴重な映像も

10年という長い期間ですから、太陽で起こった”イベント”もいろいろあるようで。

太陽の10年間の姿 画像:YouTubeより

2012年6月5日に金星が太陽を横切って通過していった姿がとらえられています(太陽右上あたりの黒い丸)。この現象、2117年まで二度と起こらない貴重な映像のようです。

太陽の10年間の姿 画像:YouTubeより

同じ年2012年8月31日には太陽活動周期で最も象徴的な噴火が見られます。太陽の左下から炸裂されているもの。

太陽の貴重な画像を提供してくれた太陽観測衛星「SDO」の活動は今後数年間は続く予定とのこと、今後も新しい発見に期待したいですね。

 -テック・サイエンス

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