子どもにスマホを持たせるべきではない「10の理由」
2015/05/05

2015年4月、信州大学の入学式で山沢学長が話したとされる「スマホやめるか、大学やめるか」発言が話題となりました。
スマホを使うことははたして悪なのか?
「10 Reasons You Shouldn’t Hand A Smartphone to Your Children」という記事で、子どもにスマホを渡すべきではない10の理由が紹介されています。
その理由とは、一体どんな内容なのでしょうか。
子どもにスマホを渡すべきではない10の理由
1. 親子関係を変えてしまう
スマホは親と子どもの関係に存在している関係を変えてしまいます。スマホで結びつけたつながりは本来あるべき本物のつながりと同じになることはありません。
子どもはまだ成長過程にあるので、親としては子どもと関係を築く必要があります。スマホがあれば、スピーディーに瞬時に有効な回答を得ることができます。それでも、長い目で見れば子どもに悪い選択をさせていることになるのです。
2. クリエイティブな発想を制限してしまう
スマホを通じて大半のスマホゲームに簡単にアクセスできてしまいます。現在、子どもたちはたくさんのエキサイティングなゲームで攻撃されるプラットフォームを持っています。
これらのゲームは彼らの創造力と想像力を制限し、彼らの原動力を鈍らせ、光覚の発達を遅らせてしまうのです。
3. 睡眠時間の減少を引き起こしてしまう
スマホを寝る前に利用すると、睡眠時間が減り、就寝時間は短くなる上に疲労をもたらすという研究結果があります。
子どもにとって十分な睡眠は必要不可欠なことで、翌日の活動のためにも脳を休ませなければなりません。スマホは重要な睡眠の妨げになります。
4. 子どもの行動によって起きた結果について学んだり考えたりする時間を子どもに与えない
子どもたちがチャットサイトで会話をして、その会話が良からぬ方向に進んだことを想像してみてください。「死んでほしい」と、ある子どもに言われると、たとえどんなに良い子でも、自然と「ぼくも君に死んでほしいって思うけどね」と言って反応すると思います。
これは子どもが自分のしたことや言ったことによって「どんな影響があるのか」、「どんなマイナスなことがあるのか」を考える機会が与えられていないことから起こります。スマホでは、アクションがあればすぐにリアクションができてしまうため、このようなことが起こります。
5. 学習する能力を妨げてしまう
研究者によると、スマホは子どもの注意をそらすので子どもの社会性のある感情発達にとって有害となるようです。
また、スマホのようなデバイスの利用は数学や理科で必要となる能力の発達に害を与える可能性もあると研究結果からわかっています。
6. 中毒の原因となってしまう
スマホは子どもの総体的な発達を危険にさらします。多くの行動をスマホを介して行うことで、スマホは中毒の原因となりえます。
この種の中毒は子どもたちの考えや精神に深く関わり、長い間子どもたちを成人期まで夢中にさせてしまいます。
7. 子どもの精神衛生に悪影響を及ぼす
子どもにおけるうつ病や食欲不振の原因はスマホの利用とネットとつながっていることであると専門家は指摘します。
スマホを介して子どもはいじめられ、大抵の場合は無監督なので、子どもたちの精神的な健康に悪影響があります。
8. 肥満の間接的な原因となってしまう
スマホに多くの時間を費やすと子どもの身体的な健康にも影響を及ぼします。スマホで、子どもは何時間も同じ場所に動かずじっととどまることになります。このようにテクノロジーの過剰利用は今や肥満の原因となるのです。
9. 行動に関する問題を引き起こしてしまう
スマホに1日2時間以上時間を費やすことは感情的、社会的な問題を引き起こすのに十分な時間となります。したがって、スマホアプリでできるゲームにさらされることは注意力に関わる問題のリスクの増大を引き起こす危険性があるのです。
10. 暴力に対して鈍感になってしまう
スマホを通じ、子どもたちはゲーム上やチャットサイトでの「ネットいじめ」などの暴力にさらされています。このことが子どもたちを鈍感にさせ、「暴力行為は問題を解決するための簡単で正常な方法である」という考え方に駆り立ててしまうのです。
貴重な子どもの時間はどう使うべきか
1日は24時間。子どもの年齢分の何時間、または何日間の割合は大人のそれと比較して大きくなります。つまり、たったの数時間でも数分でも、子どもの人生にとっては結構な割合を占めることになるのです。
だからこそ、子どもの持つ時間は人格形成や社会性、愛情や文化、ルールや秩序、道徳などなど、これからの人生の土台となることに使われるべき貴重な時間となるのです。
この貴重な時間の多くを”スマホ”というデバイスのみに費やされることがいかに罪深いことかがわかると思います。
また、スマホの特徴のひとつである即時性(すぐに返信または反応できたりすること)は「本当にこの行為が善なのか」、「本当にこの判断が正しいのか」を考えたり、「この行為をしたらどうなるのか」を想像したりする時間を与えません。
常に条件反射的に行動を起こしていくようになってしまうのはいかがなものか・・・
しかしながら、スマホの功績、人の営みの貢献度はとても高いです。「新しいものは害がある」という考えで「使わない」という安直な答えを導き出すのは賢明な人間が行う判断ではないと思います。
子どもにとって有効な時間やツールの使い方と真摯に向き合い、前向きに考えていくことが最善なのではないでしょうか。
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