「おもしろくない」と言う人たちへ、ノンスタイル石田の言葉に共感

先日、行われた「M-1グランプリ2018」。霜降り明星が史上最年少王者となりました。
若手芸人の快挙を報じるニュースよりも注目を集めたのが、M-1王者でもあるとろサーモン久保田さんがM-1審査員の上沼恵美子さんを”暴言”を吐きながら批判したというニュース。
その後、とろサーモン久保田さんが謝罪するも、上沼恵美子さんは「M-1審査員引退」を宣言する事態となりました。
芸や芸人に対する「好き嫌い」を語りながら審査する上沼恵美子さんに批判の声があがるのもわからなくはない・・・
「お笑いを評価するとは何ぞや」ということが問われている今だからこそ、振り返るべきメッセージを紹介します。
それは、前大会の「M-1グランプリ2017」が放送された後に更新されたノンスタイル石田さんのブログ。
ノンスタイル石田さん、M-1決勝進出者は「全員おもしろいです」
『「おもしろくない」という言葉を放つ人々へ』とタイトルがつけられたブログ記事にはこんなことが書かれています。
簡単に「おもしろくない」「笑えない」など言いますが、それは「理解出来ていない」「受け入れようとしていない」だけなんじゃないですか?
おれはビールも焼酎も日本酒も好きですが、ワインは好きじゃありません。それは「美味しさを理解出来ていない」という劣りと「あんなシャレたもん」という拒絶があります。
たぶんお笑いもそんな感じだと思います。
まあ、なにが言いたいって決勝に進んだ人、敗者復活で敗れた人の中におもしろくない人なんていないってことです。(中略)おもしろい人たちの集まりで優劣・好みはあるでしょうが、大前提として「おもしろい」ということだけはわかっててほしい。
全員おもしろいです。年がら年中お笑いのこと考えてる人らばっかりなんですから。
ノンスタイル石田さんは、2008年の「M-1グランプリ」で優勝したチャンピオンであり、さらに、5年ぶりに復活した「M-1グランプリ」の審査員も務めています。
審査に対して納得いかず批判の声があがりますが、M-1決勝に進出した人は全員おもしろい人であるということ。
この真実だけは変わらないのだと思います。
本当におもしろい人たちを審査するからこそ、好き嫌い、時の運(出番順など)、観客の質や会場の雰囲気などで結果が左右されてしまうものなのかもしれません。
審査に対する批判の声ではなく、お笑いをとことん追求した芸人たちの称賛の声にもっと注目したいですね。
ノンスタイル石田さんの言葉は、今回のM-1グランプリに限らず、どのお笑いコンテストにも通づるものがあるかと思います。
お笑いを審査するという難しさ、みなさんはどう感じたでしょうか?
「おもしろくない」という言葉を放つ人々へ(NON STYLE石田) |
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