「普通なんてない」パラ開会式で話題の少女『さんま御殿』での発言に感心
2022/01/01

2021年12月28日(火)、日本テレビで放送された「踊る!さんま御殿!!年末4時間SP」にパラリンピック開会式で話題となった「片翼の小さな飛行機」を演じた少女・和合由依さん(13)が出演しました。
司会の明石家さんまさんからパラリンピック開会式に出演したことの反響について聞かれると、素晴らしかったとの声が多かったと答え、「見ていて、薬じゃないけれど、すごく元気をもらえる演技だったと言われたこと」が一番うれしかったコメントと明かしていました。
開会式で演出の主役「片翼の小さな飛行機」を演じた13歳の和合由依さん。「学校の先生や家族に頑張っている姿を見せたい」とキャストのオーディションに応募した。#Tokyo2020 #パラリンピック
— 読売新聞~SportsTheMoments~ (@YomiMoments) August 24, 2021
■「片翼の小さな飛行機」、主人公は13歳https://t.co/SsRz3nNF4G pic.twitter.com/Lq7lv6pr1h
いま話題の小中学生のブロックで出演した和合由依さん。日常生活で「大人ってズルいなと思った時」について話した内容がとても考えさせられる話だったので紹介します。
「普通は〇〇だよ」に和合さんが思うこと
「大人ってズルいなと思った時」について話を振られると、「これは『大人ってズルいな』ってことではないかもしれないんですけど」と前置きした上で、「これは大人だけに限らないかもしれないんですけど、自分の周りの人で『普通』という言葉を使う人が多くて」と打ち明けました。
この告白に思わず吹き出してしまう明石家さんまさん。すると、和合さんはさんまさんに「『普通』って言います?」と聞くと、笑いながら申し訳なさそうに、はい!と返答。
和合さんは「あぁ・・・」とどうにもやりづらい様子を見せると、さんまさんは「それが普通や!!」とツッコミが炸裂します。このやりとりにスタジオは盛り上がります。
「『普通』っていう言葉を使うのが普通や!」とさんまさんが畳みかけると、ツボにはまったのか大笑いする和合さん。
ここで、さんまさんは自身が企画・プロデュースしたアニメーション映画「漁港の肉子ちゃん」で「普通」という言葉を使った「普通が一番やで」という決まりのセリフがあることを話します。
人によって基準は違う”普通”なんてない

その話を受け、和合さん「いや、これは個人的な考え方かもしれないんですけど」と話しはじめると、「普通」に対する持論を展開したのです。
「普通」っていう言葉が人によって、基準って違うのに、「普通はこうなんだよ」とか大人に言われると、普通なんてないのになって思います
人によって標準は違うのに、そういう「普通は」っていう言葉で済ませちゃって
だから、私の場合は、「普通は」って言ったら、自分の中で「大体の人は」みたいな感じで、そういうふうに変えて理解しています
この考え方にさんまさんは感心した様子で「はぁ〜頭いい子やねんな」と反応していました。
SNS上では「おっしゃる通り」「すごく響いた」など共感の声とともに、和合さんの聡明さに驚く声も見受けられました。
13歳の少女はこれまでいろいろな”普通”と戦ってきたはず
十人十色という言葉があるとおり、人それぞれ価値観や考え方も違います。違って当たり前。
「普通」と反する言葉には「個性的」とか、「異常」とか、そういった言葉があります。
人それぞれ違うのだから、みんながみんな「個性的」とか「異常」という言葉が当てはまるでしょうか?
みんな違うはずの友だち、同僚、上司や後輩、身内。みんな「個性的」と言えるでしょうか?
個性的である以上、なにかが極端でなければ、その言葉は当てはまらないはずです。
つまり、なにかが極端な主体がマイノリティとして扱われてはじめて、「普通」というのは意識され、周囲から「普通はね」と言われる対象になるわけです。
ハンディキャップを持った和合さんはわずか13歳にして、これまでいろいろな「普通」と戦ってきたのだと思います。そして、いろいろな「普通」と自分を比べてきたに違いありません。
総意のように「こういうものだ」と強制的な圧力を受けたこともあるかもしれません。
自分のいる社会やコミュニティの常識が世界の常識とは限りません。
和合さん自身も「普通」という言葉に抵抗があることを認めつつも、「大体の人」と相手の考え方を理解しようとしています。
「普通は〇〇だよ」と言われる側の和合さんだからこそ、自分の常識が世界の常識ではないという考え方が自然にできるのだろうと思います。
和合さんが投げかけた「普通」という言葉から、大切な教訓・考え方を得たような気がします。
みなさんはどのように考えるでしょうか。
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