タルるートくんとドラえもんの意外な関係?「満たされていることを知ろう」江川達也さんのメッセージに共感

      2015/02/26

江川達也 画像:http://special.nikkeibp.co.jp

京都にある龍安寺という寺院。

龍安寺の石庭 画像:Naoki Ishii

龍安寺にある枯山水の石庭には、無造作にレイアウトされた(実際は緻密に計算され配置されている)15個の石がありますが、どこから眺めても14個の石しか見ることができない、摩訶不思議な構造となっています。

そんな龍安寺は知足の蹲踞も有名で、その蹲踞には「吾唯知足(われ、ただ足るを知る)」という4文字が刻まれています。

龍安寺の石庭 画像:Ryosuke Sekido

「吾唯知足」は、今あるものに満足できなければ、いくら富があっても貧しく、今が満たされていると思えることが肝要である、といった意味です。

そんな「吾唯知足」と深く関係する漫画のキャラクターが存在します。それが『まじかる☆タルるートくん』のタルるートです。

このタルるートの「タル」は吾唯知足の「足(た・ル)」に由来します。

タルるートくんとドラえもんの関係

タルるートくんの誕生は、世界的に愛される「ドラえもん」にあると言われています。

『まじかる☆タルるートくん』の作者である江川達也さんのWikipediaによると ー

『ドラえもん』を「人の欲望を際限なく肥大化させる」という趣旨の主張を繰り返し行った[4]。藤子・F・不二雄個人についても、「子供を食い物にするハラ黒い大人だ」と批判している[5]。その『ドラえもん』の悪所(と江川がみなす)部分を徹底分析し、アンチテーゼとして構築したのが『まじかる☆タルるートくん』であると江川は主張

出典:Wikipedia

このような記述があります。

主人公にピンチが訪れたり、「テストで良い点をとりたい!」、「クラスの人気者になりたい!」、「あいつの持っているおもちゃよりも面白いものがほしい!」など、尽きないであろう欲望を道具で満たそうとする、そんな事の顛末を描いたのが『ドラえもん』です。

現実にはドラえもんのような存在は誰しもいるわけではなく、こどもにとって「これで十分」と思える心が大切であると思った江川達也さん。こうして、タルるートくんは誕生したようです。

江川達也さん自身のFacebookでも、そのようなことに言及しています。

連載当初やテレビ放映されているころは単なるエロマンガだとばかり思っていましたが、こうして振り返るとなかなか深い意味が物語に隠されているように思えます。

ただ者ではない感がハンパない江川達也さん、Facebookで投稿された記事をみると「ほぉ!」と関心するとともに考えさせられるメッセージ、名言があったので、その一部を紹介します。

江川達也さんの考えさせるメッセージと名言

教育はマインドコントロールか?

教育はマインドコントロールだけど、そのマインドコントロールもへたなのが先生やっていて、生徒は馬鹿だからそのへたなマインドコントロールにひっかかって何の疑問も感じずに生きてる。と人間観察していた。

成績のいい優等生は面白いようにマインドコントロールにかかっていた。家畜のようだった。

不良も不良の定番のスタイルがあり、それもまたマインドコントロールにかかってるだけの奴隷に見えた。

流行にのってる子供も流行というマインドコントロールにひっかかってる奴隷だ。

知は力なり!”知る”ということはどういうことなのか」でも書きましたが、いまの大人たちが持っている価値観や考え方はすべて義務教育という仕組みのなかで形成されたものです。

小学校も中学校も正解となる誰かが必ず自分の上にいて、教育では社会で知るべきこと(税金の仕組みや法律問題)にはうまーいこと触れられず、「受験勉強化」してしまっています。

疑うことを知らない、ただ従うことに慣れた人間をつくり出すシステム・・・

流れに逆らい疑う人間ばかりいたら、社会は成り立たないし、「今あるもので満たされる」人間ばかりいたら、経済は破綻する。

それでも、もう少しそういうことを考えて共感できる人間が増えれば、この教育システムは変わっていくはず・・・というか、変えるべきだと思う、ということで紹介しました。

できないヤツとできる人間の違い

出来ないヤツは出来ない理由を考えてそれを語り出来ない。

出来るヤツは出来る方法を考えてそれを語り行動する。

どうでもいいヤツは何も考えない。

結構、「失敗することがコワい」と思って物事を進めることができないときは、やる前に「考えている」ことが多い。しかも、要らないことを。

たとえば、営業電話とか?気が進まないけれど、やらなければならないことが仕事にはあって、その大半が要らないことを考えてストレスを感じてしまうことが多いと思います。

できない理由はいらなくて、とにかくやってみる。うまくいかなかったら、どうしたらうまくできるかの方法を考える!こういうときだけは「とにかくやるだけロボット」になるべしっ!

なぜみんなと同じ人生を歩もうとするのか

人とかなり違ってる。不安じゃなかったか。というと、ウソになる。

最初は不安だった。でも、決断して、実行にうつすと、不安より楽しさが圧倒的に強くなる。やってみないと不安なのだ。

ただ、人と違うことをすると、必ず、強烈な攻撃に会う。何故かをずっと考え、攻撃して来る人に質問したり行動を起こしてみて、わかった。

攻撃して来る人は、不安なのだ。

せっかく、人と同じことをして安心しているのに、違うことして安心している人がいることがその人の不安を掻き立てるのだ。

これは「なるほど!」と思えます。

同調することで「このペースで大丈夫だよねぇ」、「このときにこれをやっていれば正解だよねぇ」って安心を得ていて、それとは違うことをやっている人間がいたら攻撃!

この攻撃でまた結束力を高める。これがなにも疑わず、みんな同じ人生を歩もうとする理由。

「違うことをやって安心している人間」が許せない気持ち、快適なわけがないという疑心、みんなで共通して持っている「正解」と違うことをやっていることを正す正義感・・・いろいろ理由はあるのだろうけど、そういうことに負けず、やりたいことがあるならやるべきだ、そう思える投稿ですね。

負けず嫌いな人間

負けず嫌いが努力せず、勝負もせず。ただ、負けず嫌いの性格を発揮するとどうなるか。

ひとの悪口を言うだけの人になる。
羨ましい人間に対し片っ端からボロクソ言う人になる。
うまくいってる人を妬む。
人が失敗すると喜ぶ。

負けず嫌いという資質は誰もが持っているものではない。誰も負けることは好きではないけれど、それに甘んじることができる人間が大半だと思う。

やりたくないけど、将来が不安だから今の仕事をしている、とか。

生活はしているから、とりあえずお金ないと困るからさ、とか。

それでいて、「負けたくない」と思っている人間は「負けず嫌い」でもなんでもない。

勝負もしていないのに、どうやって勝ち負けがつくの?という感じ。

そういう場所にいることができない人間、なにかを大成したいと思える人間で行動できる人間が持つものが負けず嫌いという資質。

負けず嫌いな人は理解されづらいし、不器用な面もあるけれど、そうでない人よりも何倍も「気づき」が多くて、努力ができる人間だと思います。

価値観を強要するのではなく、自分らしい生き方を

やりたいことがなかったり、現況に疑問を持たなかったり、負けず嫌いではなかったりする人はこういう意見を聞く必要もないし、従う必要はないと思います。

それでも、この国に生きる人はどうもマイノリティに対する攻撃意識が高くて、その生き方を強要してくることが多い。

本当は実現すべきなのに、やり続けるべきなのに、そういう攻撃にあって突き進めない人がいて。

江川達也さんのような、自分の気持ちに正直で、どんな戦火もくぐり抜けてきた言葉こそ金言として真摯に受け止めるべきで、攻撃は受けてはならない、そう思います。

「これやりたいんだけどな・・・」とか「諦めたほうがいいのかな・・・」とか、少しでも力になれれば。

みなさんはどのように考えるでしょうか。

 -学び

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